丹波篠山観光協会

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くろまめだより ~黒豆の成長を畑から~

くろまめだより

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まもなく丹波黒大豆の播種(種まき)が始まる6月上旬。
その準備に忙しい、黒大豆生産農家の北川喜代治さんを訪ねました。
北川さんは篠山市でも特に黒大豆の原産地といわれる川北地区で農業を営んでいます。

titole.png「この地で先祖代々、子供の時から黒大豆を作っています」

kitagwasan.jpg冬の間麦の手入れをし、春にすきこみ、6月に豆を植え晩秋の収穫まで、年中豆のために働いている。ご先祖さんが作ってこられた黒大豆を一生懸命つくっていいます。
丹波黒大豆は大きくなければ。100粒80gくらいある豆じゃないと篠山の豆じゃない。こだわりをもって、出来るだけ良い物を、「やっぱり篠山の豆」だと安心してもらえるような豆をこれからもつくっていきます。
また、この地域のこどもたちにも「黒大豆」の事を知ってほしいと「トライやるウィーク(職場体験)」や「地元の農業高校」の子供たちの実習を受け入れたりもしています。


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ーこう話してくれた北川さん。
「ほんま手かかるねんで」と言いつつも黒大豆への愛情はひとしお。ご先祖さまに感謝して、「篠山の豆」に誇りを持っておられる様子には情熱を感じます。


「くろまめだより」では、北川さんの作業を通して、篠山と黒大豆の長く深い歴史、その美味しさの秘密をレポートします。
約半年間、黒大豆の収穫までを追いかけていきますので、一緒に黒大豆の成長を見守ってくださいね。

 
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デジタルブック版できました! 黒大豆を蒔いて、黒大豆が出来るまでの生育と、北川さんを追いかけた約半年間の記録

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titole.png「百姓の仕事は楽しい事ばっかやで」 最終回 

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来年度の種となる黒大豆も豆よりを終えて、出荷に備えて袋の中でスタンバイ。「今年度は豊作やったけれど、粒は小ぶりやった。2Lの方が多い年もあるんやけど、今年は反対やったな。天候かな、なんやろな。豆作りは分からんことばっかりや、そやからおもしろいんやけど」。と北川さん。「百姓の仕事は楽しい事ばっかや。トラクターですくのも楽しい、苗が綺麗に植わったら嬉しいし、豆が出来たら嬉しいやろ」。
子どもの時から、豆を作っていたという北川さん。今でこそ川北黒大豆のブランドで知られるこの地ですが、北川さんの子どもの頃には万年水不足に悩む土地だから稲作だけではなく、黒大豆もたくさん作っていたんだそう。「転作の頃から豆作り始めたんちゃうで。先祖代々、おじいさんも、そのおじいさんも、こうやって豆作っとんたや」。地域の特産が生まれた歴史、ご先祖さんへの感謝の気持ちを抜きにしては「北川さんの黒大豆への愛情」は語れません。
丹波黒大豆は大きいのが特徴なんやから、今年は70点…かな。「これ」と言える年はなかなかないな、まだまだや。今年は80点、90点と言えるようにしたい。「ほんにいい豆やな」と言ってもらえる黒大豆を作る為に今年も頑張って、またチャレンジや。

長い年月をかけて特産品として育まれた〝丹波黒大豆〟。大切に育てられたこの袋の中の一粒一粒が、初夏にまた芽をだし、その歴史をつないでいくことでしょう。 

 

titole.png「いよいよ終わり」 2013.1.7

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お正月があけました。全国でたくさんの方が黒豆を頂いたことでしょう。もちろん北川さんのお宅でもたくさん炊かれ「ええ味しとった」と笑顔の北川さん。今年はやや粒が細かかったものの、豊作だったそうです。
おせちに欠かせない黒豆、本当は年末には出荷を終えておきたいところ。ところが畑では脱粒機の音が響き、粉々になったサヤが宙に舞っています。「今年は日和が悪うて、うまく乾かんかった。お正月あけてもこんな作業すんの始めてや」と北川さん。クリスマスから年末にかけて、天気に恵まれなかった丹波篠山、思うように乾燥がはかどらなかったそう。天日乾燥にこだわる北川さんならではの悩みです。でもそれも「いよいよ終わり」。全ての畑の脱粒を終え残す作業は豆よりに。畑からお伝えするのは、これで最後になるようです。
 

titole.png「昔ながらのてかち」 2012.12.17

半月ほど天日干しされた豆。「軽トラで踏んでも割れんくらい乾燥させたら、次は豆かち。機械を使うのが主流ですが、毎年一部の豆は手作業で脱粒しているそうで、お手製の台を使って行われます。「パンパンもっぱらたたくんやで」、叩きつけられた枝からバラバラと黒豆が転がり出ます。この作業、15アールほどの畑の豆を3人がかりでしても、約2日かかるそう。「本当は全部こうしたらいいんやけどな、難しいわな」…少し寂しそうな北川さんです。
翌日、粒になった豆は選粒機にかけられます。大量の豆が機械をとおり、ころころ踊って粒の大小、割れなどが選別されて指定の袋へ。およそ200キロ、袋を覗いてみると粒の揃った綺麗な黒大豆ですが、これでおしまいという訳にはいきません。こちらの豆もひと粒ひと粒選り分ける「豆より」作業が待っています。

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titole.pngお天気のよい日に 2012.12.17
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やあられがちらちらしたここ数日とうってかわり、青い空が眩しいこの日。先日豆きりをしていた畑には長さ100mもの稲木がお目見えしていました。刈り取った豆を稲木へと運ぶ「カラカラ」という音が響きます。「晴天十日というけれど、今年みたいに雨が多かったら今日で乾燥したという日がないねんや」。
それでも「天日干し」にこだわるのは、「こ北山しぐれや朝霧夜霧に濡れては、乾きしながら味が整うんや、この気象条件が、えもいわれぬ豆を作るんや。」という北川さんの信念です。
 


titole.png「農家の皆さんに使ってもらうやつやから」 2012.12.11

 

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作業が前後するようですが、今日は黒大豆の茎の根本を鋏で切る、豆きり。半年追いかけてきたこの畑は来年の種になる黒大豆。種用は食用とは分け、配布された原種を他と混じらないよう、ウイルス等が入らないよう、注意をはらって栽培されています。 「きれいな豆の木や。これくらい茶色くなったら、下の方に付くサヤまで完熟しとるということや」。その言葉どおり、豆の茎を持って振ると「カラカラ」という軽やかな音がして、サヤから出てくる豆は丸い黒色。ほぼ乾燥しているようです。「農家の皆さんに使ってもらうやつやからな、大事にせなな」と北川さん、来年に繋がる一粒です。

 

titole.png「まめよりはのんきやないとできへん」 2012.12.7

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 本日の丹波篠山の最低気温はマイナス4℃、空気が澄みきって四方の山並みをが見渡せます。北川さんのお隣のお宅では稲木からは外した黒大豆を脱穀中。サヤを押したら「パチン」と音がするくらいが脱穀できる目安なんだそう。辺りに脱穀機の音が響きます。
一方北川さんのお宅では、2週間ほど天日乾燥した豆をよりわけ作業。「びっくりするくらいようけあるで」との言葉どおり、大量の豆をより分ける根気のいる作業です。細い線や小さいものでも傷があるものは一粒一粒取り除いていきます。
「前にちょこんと座らせてもうて、じいちゃんと荷台で豆を運びよったな。」「もう酒造りに行く時期やろ。若い男の人はおらんし、ちいちゃい頃からこうやってよりよった。じいちゃんと、火鉢の所でな、かあちゃんは早かったな。」…手と目は豆の方に集中しながら、昔話に花がさきます。「選粒機はあるけどな最後はやっぱり人間。手に取ったら良い豆かわかる。」と北川さん。「よっぽどのんきやないとできへん」と笑いながら、まだまだ作業はつづきます。

 

titole.png「いなきを作って」 2012.11.30

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先日葉がとられた豆の茎やサヤはカサカサですっかり茶色くなりました。こうなったら次は天日干し。竹を切り出して、黒大豆を根本から刈り、畑の一部をならして、と前々日から準備にかかってきた北川さん。重労働ではありますが、この稲木を作って干す方法には、こだわりがあるそう。
「篠山は兵庫の背骨みたいやろ。北はしぐれて南は晴れて、この気象条件がいいんや。いきなり雪降るのもかなんし、乾かす一方でもいかん。北山しぐれに濡れては渇きしながら味の整った豆が出来るんやで」。この状態でおよそ2週間、日に日に寒くなっていく丹波篠山の自然の基で、黒大豆はゆっくりゆっくり美味しくなっていきます。

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titole.png 「葉っぱとり」 2013.11.21

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いよいよ11月も下旬、黒豆も成熟期。「葉を取るのは天日干しする時に邪魔やからで、取ったからといって熟成する訳ではないで」と北川さん。葉の栄養分は豆に還流されるそうで、あんまり早くに取ってしまってはいけないそう。「霜が降りたら葉も落ちるんやけどな、今年は寒い寒いと言いつつなかなかやから」と葉っぱとりの作業に追われています。
同じ畑でも同じ枝でも豆の生育段階には個体差がつきもの。緑っぽいサヤの中身は楕円形の濃いピンク。一方、カサカサの茶色いサヤからは、パリっという音と供に黒くてまん丸の豆がお目見えします。
「これを同じ時期に出荷するんやから…」と苦笑いしながらも、いよいよ黒大豆としての出荷に向けて、大詰めの段階に入ってきました。

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titole.png「葉っぱがおちて」 2012.11.13

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またぐっと冷えこんできました、篠山市消防本部調べの観測では早朝の気温は2度。山々も急に色づき赤や黄色に賑やかです。豆の葉っぱは落葉しはじめ、特に上部には葉っぱがありません。「葉っぱとり」と言って葉を落とす作業をしている農家もあります。みすぼらしい姿の豆はとても美味しそうには見えないのですが、こうやって葉っぱが落ちていき熟成した豆となるのです。親(豆の木)がいつまでも元気やったらあかん、どんどん代替わり(豆)していかな、と笑う北川さん。

 そんな今週の作業場はいつになく賑やか、地元の中学生が「トライやるウィーク(職場体験)」の為通っているのです。そんな中学生を前にニコニコ笑顔で説明する北川さん。「孫と同じくらいや」、笑顔になるのも分かりますね。地元の子供に黒大豆の事を伝えていきたい、11年間トライやるウィークの子供たちを受け入れてきた北川さんの気持ちがこめられています。

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titole.png「今も先(未来)ばっか見とる」 2012.11.2

枝豆の賑わいが終わり、山の木々がほんのり色づきはじめました。豆の葉も黄色くなり、豆は斑点が濃くなり、日に日に黒豆に近づいてきています。「寒くならんと豆も美味しくならん。紅葉して葉が落ちるように、豆も葉が落ちたら成熟した豆になるんや」と北川さん。 現在は、来年豆を作る畑(黒大豆は連作を嫌う為、前回米などを作った畑)で土づくりの準備に入っています。麦を撒き、それを育て黒豆の肥料とするのです。「近い所はよく見えないけど、遠い所はよく見えるで。今になっても先(未来)ばっか見てるんや」と笑う北川さん。その目は早くも来年の豆を見据えているんでしょうね。

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titole.png「さやがあかくなってきた」 2012.10.22

篠山市の最低気温は10℃を切るようになり、朝晩は冷え込みます。そんな寒い日の朝、濃い霧の中で枝豆のうぶ毛には水滴がびっしり。さやの色も「あかく(茶色ぽく)」なってきたようです。黒枝豆自体は「この時期こそ美味しい!」と言う地元の方が多いほど、大粒で濃厚な時期ではあるのですが、見た目の事もあるのでしょう、そろそろ終盤です。北川さんも「祭りも終わりやし、枝豆もあかくなってきたし出荷もおしまいや。そろそろ麦撒きの準備にかかる」との事。
さて、せっかくなので作業を始めた頃、北川さんから伺った根粒菌を確認してみようと、黒枝豆の根っこを掘り起こしてみました。根っこには教科書どおり丸い粒が付いています。この中に住むバクテリアの一種が黒大豆に窒素を供給しているなんて自然界は不思議なものですね。

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「一番旬の頃や」 2012.10.15titole.png

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解禁から1週間と少し過ぎました。朝の8時半霧が晴れはじめ、山の上がうっすらと見えてきました。葉っぱは茶色みを帯び元気がなくなりはじめましたが、豆は「あせって大きく」…という言葉どおりぷくぷくと太り真ん丸です。北川さんも「毎年はこうはいかんやろ」という程のいい出来なんだそうです。
毎日1キロ束を100ほど出荷されるそうで、北川さんも今日も出荷の準備で大忙し。葉っぱや、膨らんでいないさやを取り除き、洗浄して、1キロ束にしていきます。1キロと言っても計りの上に乗せてみると結構重め。これは時間が経つとどうしても水分が減って軽くなるけれど、店頭に並んでも1キロの重さがあるように、という配慮なんだそう。解禁したての初々しさも良いですが、「今が一番の旬の頃」だという言葉どおり、見るからに食べごたえたっぷりな枝豆。旬の短い黒枝豆、販売時期は早くも後10日ほどとなってしまいました。

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titole.png「あせって大きくなっとる」 2012.10.6

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ついに黒枝豆の解禁を迎えました。黒枝豆のさやの粒はどんどん大きくなっています。「今朝は特に寒かったな、13℃しかなかったな」と北川さん。この寒さが粒を大きくするそうで、今日より明日、明日より明後日と「あせって大きくなっとる」んだそう。
「やっぱり昼日中に採ってきたらあかん」。朝の5時霧に覆われた畑から採ってきた枝ごとの黒枝豆を、作業小屋で手分けして束にしていきます。まずは葉っぱとります。大きな葉っぱの下からは太い茎とびっくりする程たわわに実ったさやが。一株でずっしりとした重み。さや一つ一つには黒い毛がうぶが生えていて、解禁すぐの若い豆とはいえ、通常の枝豆より茶色味を帯びています。その葉っぱがとられた枝は洗浄されて、最後は1キロ束にくくられていきます。
これら黒枝豆は市内各所で10月下旬まで販売されます。今だけしか食べられない丹波篠山の旬の味です。

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titole.png「自然相手やさかい」 2012.9.25

0925-3.jpg秋の空気を感じるようなり、黒枝豆に関する問い合わせも増えてきたこの頃、黒大豆の粒は順調に膨らんできているようです。黒枝豆は通常の枝豆よりも粒が大きく、うぶ毛がのびて、黒ずんでいるのが特徴。粒が膨らみきっていない莢でも立派なうぶ毛が生えていて貫禄たっぷりです。

丹波篠山では10月上旬に大きなイベントがひかえています。間にあいますかとの質問に「その頃出来たら上等やな、あわてて売ったら評判が悪うなるうさかい。」北川さんが丹念に作ってきた黒大豆、黒枝豆として味わえるまで後2週間すこしです。

 


「ようけなっとるで」 2012.9.13titole.png

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篠山盆地は朝方ひんやりとして、霧がでるようになってきました。
「ようけ生っとるで」葉をかけわけ見せてくれた枝には本当にたくさんの豆がつき、ほんのりふくらんできているようです。「昨日やっと霧らしい霧がおりよった。昔はお盆すぎたら毎日のようになりよったんやけど、最近は夜間気温だから高いからな。」朝霧は篠山の名物、北川さんによると時期が遅くなったという事ではありますが、初めて来た人が見るとびっくりするほど、午前中霧で真っ白な日が続きます。
これが丹波黒大豆を特別美味しくする調味料、「栽培方法によって豆を大きくは出来るけれど、味は出来へん、土地土地についてるんやさかい。」
朝の9時、だんだん日差しがきつくなってきました。昼間はまだ残暑厳しい丹波篠山です。

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titole.png「莢が大きくなるんは早いくらいや」 2012.9.4

日中は暑い日が続きますが、朝晩は涼しくなりました。ついに実りの季節到来、丹波篠山では稲刈りも始まっています。そして豆も花が枯れて莢が着きはじめました。大きなものだと4cmほど。もちろんまだ中身はぺしゃんこですが、形は立派に枝豆。「花は遅いと思ったけれど、莢が大きくなるのは早いくらいや。この季節恐いのは台風やな、今年みたいに立派な(豆の)木の時は余計怖いんやで。」
黒枝豆としての販売までは後1ヶ月。丹波篠山が一番賑やかな季節ももうそこまで近づいてきました。
 

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titole.png「一人前になるまで半分」 2012.8.24

豆は腰の高さまで大きくなりました。豆と豆の間の空間もなくなるほど、大きな葉が青々と茂っています。下の方には残っていますが、もう花の時期も終盤。今は除草・防除作業をしながら「さやが出来て大きくなるのを待っとるんや」と北川さん。「一番上の葉が9月半ばまでは伸びるかな。主軸が太いのがよい豆が出来る、今年はえらい上等や」。種まきから約2か月、一人前の黒豆になるまで後2か月、北川さんの作業はまだまだ続きます。
近くの田んぼは黄色く色づいてきて、豆の緑とパッチワークのよう。素朴なパッチワークは稲刈りの9月上旬まで楽しめます。

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titole.png「丹波黒の花は紫なんや」 2012.8.10

ついに豆の花が開花しました。大きさ約1cm、枝の別れた部分に咲くので、大きな葉っぱをどけてやらないとそれと分からない程ですが、紫色をした可愛らしい花です。これから8月中まではまだ主茎が伸び、下から数え数段目~18段目くらいまで順次花がつくそう。一ヵ所に10くらいの花芽があり、2~3個のサヤが出来ます。今から楽しみです。
しかし篠山はまとまった雨が降りません、「明日も降らんかったら、畝の間に水を流そう思っとんのや」。毎日一人で作業しながら豆と話しているんや、と笑う北川さん。「一生懸命世話してるんやさかい、よい豆になりや」、豆にも聞こえているのかもしれませんね。

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titole.png「ものすごい旧式な作業やろ」 2012.8.6

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朝8時、暑くなってきました。「毎日こたえるで、豆作りは暑さとの戦いや。でもこれがないと秋も実らんさかい」。
と言いながらも、線引き〝支柱立て〟の作業開始。広い畑に等間隔でコンコンと木槌で杭を打ち、そこにマイカー線を通していきます。実が成ると重くなり倒れやすいので、倒木防止の為の作業です。一人ですれば2、3日「ものすごい旧式やろ」という言葉どおり、体力のいる作業です。
今年の豆は 「節の間が短くてひきしまっている、葉っぱも大きい」という事。「もう(旧暦の)七夕やろ、そろそろ花が咲いてもいいのにな…。」少し遅れ気味とのことですが、次は開花の知らせをお届けしたいと思っています。

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titole.png「頭から水かぶったようなもんや」 2012.7.27

0727.jpgここ篠山も暑い日が続いています。特に畑には影がないので「頭から水かぶったようなもんや、暑いで」というその言葉に納得。
また毎日のように夕立もあって、畑の豆たちもぐんぐん生育。背丈40cm、見るかに大きくなっているのがわかります。でも作業する側から良い事ばかりでもないんですね、土がぬかるみ作業の進行に支障がでているとの事。「防除もまだやし、管理作業ができんで、最後の仕上げにあせってんねや、今からトラクター乗って行ってくるわ」、夕方5時からもう一仕事です。
 

 




titole.png「心配したけどな、今んとこ順調に生育しているようや」 2012.7.20

今日はここ数日のお天気と違い曇り空。「あそこ見てみ遠野の山が見えんなった、雨が降るかもな」と言っている側から、すーっと風が吹いてきました。豆も一雨ほしいところ、風に吹かれて涼しげです。

「ここ2、3日、日和がよすぎたから土が固くなりすぎたんや、でもしょうがないからやりよんのや」と言いながら、今日の作業は土寄せ2回目。たしかに土の表面は白くカラカラになっています。今回の土寄せの作業は、根っこのためでもあり除草の為でもあるそう。トラクターは力強く土を耕しながら豆のすぐ側を走り抜け、根本が埋まっていきます。この作業は今の時期、いたるところで見られます。トラクターで機械化されているところもあれば、もくもくと鍬で作業されているおじいちゃん、おばあちゃんもいて、畑ではたくさんの方が働いています。
豆の背丈は約30cmほど。その中で気になったのは、ところどころで「くしゃ」としている豆の葉。これは「マメクイシンガやな、本葉が5枚くらいになったら毎年や。ここ2、3日の間に防除せなあかん」と北川さん。収穫まで作業がつきる事はないようですが、その甲斐あってか順調な生育をみせているようです。

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titole.png「土寄せは根のために」 2012.7.10

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梅雨の中休み、北川さんは「雨が降る前にとあせってんねん」と作業に追われています。
植えられた豆は苗とは呼べないほど大きくなり、葉を青々と茂らせ、背丈も20cmを超えました。
この時期行う土寄せ「中耕培土」とは作物の根に土を寄せる作業の事。倒木防止の為でもあるけれど、「一番大事なのは根粒菌の生育をさかんにする為に土を耕して空気(土中酸素)を充分に入れてやることなんやで。」と説明してくださいました。畝の間をトラクターが走る様子を見ると、豆をひっかけないかいらぬ心配をしてしまいそうですが、これが豆の根っこを強くするんですね。これから8月までに土寄せは2回、3回と繰り返されます。お日さまが照って、雨が降って、そして人が手をかけ、黒豆は大きくなっていきます。

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titole.png「昔は川北の土で瓦やきよった」2012.7.4

定植して5日たちました。定植した時「雨が降ったらいいけどな」と仰っていたのがよみ通り、雨が続きました。昨日の大雨にもめげず、苗は水分充分でいきいきした様子です。葉も8枚に増え、存在感を増していました。
ところで、代表的な川北地区の土は重粘土で、「この土で瓦をやきよった」「陶器の窯元が土を買いに来た」というほどの土なんだそうです。そういえば北川さんのお宅の側にも瓦屋さんがあります。北川さんは所々に畑をお持ちですが取材中のこの畑は篠山川の側にある為、その中では土砂まじりではあるそうです。「粘土質の土地は作りにくいけど、大変に品質が良くなる」と北川さん。やっぱり作物は土から、ですね。

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titole.png「まめの仕事はひよりの仕事」 2012.6.29

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黒大豆の定植適期は「初生葉が完全に開いたら」と北川さん、まずその訳を説明してくださいました。
「豆葉の時の根は水分を吸うだけで、豆の栄養自身で大きくなっている時期。それが初生葉が開いて光合成をしはじめると新しい根が出来る。畑に植わると根に根粒菌と呼ばれる菌がついて、菌から窒素が苗からは光合成産物をと供給と共生しながら育つ」のだそう。「初生葉が開いたら」といのうのにも「大きくなった目安」以上の理由があるんですね。
さて、今日の天気は北川さんも「豆の仕事は日和の仕事。でも暑すぎるな、豆怒ってんで無茶すんなって」というほど晴れた1日。篠山では一般的に二人一組になって機械を使って植えることも多いんですが、北川さんは移植機を使って植えます。たっぷり水やりした苗を機械にいれると、とんとんとリズムよくまっすぐに植わっていく苗たち。苗は高さ12cmほど、ポットの中では大きくなったと思っていたけれど広い畑に植わるとまだ小さくて頼りなげに見えます。これからお日様の下で強く大きくなっていく事でしょう。
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titole.png「葉が完全に開いたら植えるんや」2012.6.28

種まきから約10日、葉は鮮やかな黄緑色に。「この葉が完全に開いたら植えるんや」1日早く撒いた苗はそろそろ植え時。それでも苗によって個人差があって、大きさは様々。「同級生やけど、なかなか一緒にならへんねん」それでも、花がついて豆が出来る時期にはほとんど差がないそうです。
明日はついに定植です!

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titole.png 「朝4時半からみまわりしとる」 2012.6.25

種まきをしてから約1週間、豆は6~7cmになりました。黒豆の皮がとれ、分かれ、若緑色の葉(初生葉)が顔をのぞいています。なかには黒皮が付いたままの物もあって、その場合は「帽子とり」と言って取ってあげるんだそう。「今年は天候不順や」と苗を心配顔で眺める北川さん。
「働きさえしたら白いご飯とお日さんはついてくると言ったけど、これからは百姓も賢くないとあかんなあ」北川さんの頭の中には黒豆のロジックがいっぱいです。
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titole.png 「これからは百姓も賢くないとあかんな」  2012.6.21

雨の早朝、まいて4日目の豆はビニールシートの中に作られた棚へ移動されました。ポットの上端から2.5cmほど。黒豆が片足でにょきにょきと立ち並んでいます。3日目の豆は発芽してたりしてなかったりで、そちらはまだ銀色のシートに包まれています。
「大雨の後は田んぼも畑もみまわらんならんし」と4時半から作業していた北川さん。「そこのおばあちゃんも80歳になっても畑で鍬ふりあげている」本当に皆さんお元気です。

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titole.png 「豆に嫌われんよう、丁寧にまくだけや」 2012.6.18

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 北川さんは毎年20日前後に作業されるそう。
花が咲くのは7月末からお盆にかけて、「いつまいても開花はそう変わらない。この間が短い方がよい豆になる気がする」とこの日にも意味があるそう。
「種まきの時は最善を持って、あとは豆に嫌われんよう念じよって丁寧にまくだけや」。ポットには128の穴が並んでいて、その穴にひとつひとつ豆を植えていきます。もくもくとした地道な作業が、秋に実るんですね。ずらっと行列した黒豆は、銀色のシートに大事くるんで、発芽まで待ちます。
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発芽まで約3日。次のレポートをお楽しみに!