篠山城築城の際に、城下町の整備がなされ、京への玄関口である河原町が最も早く着手されました。
当時から代を重ねて住み続けている人も多く、5メートルから8メートルほどの狭い間口と、奥行きが非常に深い妻入りの商家が軒を連ねます。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、千本格子や荒格子、袖壁、うだつなどが往時の城下町の姿を今に伝えています。
また、城下町形成時に防御施設として建てられた真福寺や観音寺、藩主の菩提寺であった本経寺が町並みのポイントとなっています。
(参考:篠山まちなみ保存会 下河原町伝建保存会編集発行「城下の佇まいに息づく暮らし河原町」)
現在では、古民家を利用した新たな店舗も増えつつあり、歴史的な町並みを眺めながらの散策をおすすめします。
篠山市下河原町