丹波篠山市菊花展 ー100th Anniversaryー
たんばささやましきっかてん
最終更新日: 2025/11/01

今年で第24回となる「丹波篠山市菊花展」を開催します。
当展示会では、「お苗菊」を中心に丹精込めて育てられた400鉢を超える美しい菊花が会場を彩ります。
「お苗菊」は、江戸時代に日本で独自の発展をした古典園芸植物(古典菊)の系統を今に伝え、篠山付近でのみ愛育されてきました。
開花するにつれて、花弁が抱えたり、ねじれたりするという妙味を持っています。花形の変化(踊り)をぜひお楽しみください。
また、今年度は篠山地区ではじまった大正14年(1925年)「第1回篠山菊花展」から数えて100年目の節目となります。
伝統の『お苗菊』をはじめとしたさまざまな菊の花を是非ご覧ください。
開催期間
令和7年11月1日(土曜日)から11月16日(日曜日)
9時00分から16時00分
※最終日のみ15時00分まで
※入場無料
お苗菊とは
秋の篠山 お城の下で 殿も愛でたよ お苗菊 - デカンショ節より
この菊は、旧篠山藩主青山忠良(ただなが)公が、天保~弘化の頃(1840年頃)幕府から拝領し、家臣に賜与したと伝えられる「芸菊」や「舞い菊」と呼ばれた中菊のことです。長く門外不出とされ、篠山付近でのみ培養賞翫されてきました。
その特徴は、咲き開いた花弁が花芯に向かって折れ抱えたり、裏を見せて巻き上がったりして日々変化するという妙味を見せる、誠に雅味豊かな品種です。
昭和初期、一部が宮内庁に献納されて「篠山中菊」と命名され「新宿御苑」に異彩を放ったこともあります。
戦時中、多くの品種が絶えましたが、愛育家が、今も百年以上の伝統を受継ぎ、篠山地方特有の菊として伝えています。









































