王地山陶器所
おうじやまとうきしょ
最終更新日: 2024/12/20
王地山陶器所は、王地山公園の西側、稲荷神社の赤い鳥居が並び立つ長い石段の右の谷間にあり、上立町・本篠山バス停より徒歩約10分程。
王地山焼は、文政元年(1818)藩主青山忠裕が名工・欽古堂亀祐(きんこどうかめすけ)を京都から招いて指導させた藩窯です。
嘉永年間の最盛期には、幾多の気品に富んだ上手物を焼いています。
しかし、廃藩とその運命を共にし、明治2年(1869)廃窯となってしまいました。
明治以降、途切れたこの美しい陶器作りを再現したいという地元の人の願いが叶って、昭和63年(1988)に、発祥の地である王地山に「王地山陶器所」が作られ、再興されました。若い職人たちの手によって、新しい王地山焼が作られ販売されています。
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原材料は主に石英や長石などの陶石で、王地山の特徴は、釉薬で分類すれば、青磁、染付、白磁、赤絵などが主流です。おそらく最も評価の高いものは、青磁の中にあります。これは、欽古堂亀祐が青磁 の達人であったからです。
王地山焼は、篠山藩お抱えのいわゆる藩窯であったため、一般に出回ることは少なく、江戸時代も製品の数はもともと少なかったようです。まさしく、幻の陶磁器であることが一番大きな特徴といえます。
現在の王地山焼には鎬と面取りの技法が不可欠。「鎬(しのぎ)」は、カンナを使い、器の表面に溝を彫る技法、「面取り(めんとり)」は表面を平らに削る技法です。
また、「型」と呼ばれる技法は、手掘りの土型に素地を押し当てて形成するもので、器を複雑な形状にしたり、表面に繊細な模様を描くこともできます。
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基本情報
- 郵便番号
- 〒669-2325
- 住所
- 兵庫県丹波篠山市河原町431
- 住所説明
- 王地山公園の西側稲荷神社の赤い鳥居が並び立つ長い石段の右の谷間にあり、上立町・本篠山バス停より徒歩約10分程
- 電話番号
- 079-552-5888
- WEBサイト
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営業情報
- 定休日
- 火曜日