ささやまいこうかな



 
 
 
 
 

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1.わたしの「ごちそう」アルバム



ささやまの自然が、ぼくと家族の、ごちそう。

 

藤木千皓さん(82歳),藤木保男さん(86歳),藤木朗皓さん フレスコ画家(株)芸術造形研究所(50歳)

 

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                    写真:篠山の実家に帰ってきて、 父(写真右)、母(写真左)とともに

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18歳の時、東京に出た。美術大学を卒業後、フレスコ画家の道へ―― 指物師だった祖父と一緒に、お弁当を持って裏山に登った。祖父の毎晩の晩酌、鳳鳴のワンカップが美味しそうで、空いたカップに砂糖水を入れてもらっていた。人は歳をとり、家も古くなるけれど、自然だけは変わらずぼくを迎えてくれる――。
 今は義父母と奥さん、娘さんの5人で神奈川県に住む藤木朗皓さん。流れる時間の中で変化してきた「ふるさと篠山」、そして家族が語る「
山の魅力」について教えてくれた。嫁さんは生まれも育ちも関東。義父母も含めて、初めて篠山を感じる人たちから、いいところを改めて教えてもらっています。今も昔も変わらず好きなのは自然です。10歳の娘も「空気がいい。風がすずやか!」って。波々伯部神社の祭礼に稚児として参加した孫が、青々とした田園風景の中を歩く姿に義父母も感動してました。
 絵にも「ふるさとの自然の色」が影響してます。身体に入り込んで、無意識に出てきてしまう。例えば、秋の頃、田んぼの緑が枯れ草に変わって、黄色くなるところとか――篠山の色彩表現が確実に根付いている。
 あとは「食」。焼き松茸なんて、昔はおかずにして食べたこともありましたよ(笑)。今でも毎年松茸を実家から送ってもらって…

松茸ご飯づくりはぼくの担当。家族も篠山の「食」には感動しきりです。
 独身時代は1人で帰ってくるとどうしても昔と比べて変わった部分を探して…寂しくなることも多かったんですが、家族ができてみると受け止め
方も大きく変わりました。新しい人たちが移り住んで、新しいお店も出来て。変わっていく篠山もあり、変わらない篠山もある。そんなことを、思います。歳と共に変わる、
ふるさとの魅力。

 

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写真上:藤木さんの娘さんが描いてくれた「ささやまの魅力」
下:高3の時に描いた油絵.いま見ても驚くほど篠山の風景に溶け込む色彩で、彩られている

 

                 おじいちゃん  おばあちゃんとのふれあいが、ごちそう。

                  

                  須藤暁史さん 神戸大学農学部2回生(21歳)、長井拓馬さん 神戸大学農学部2回生(21歳)

                関口初枝さん(83歳)、関口良夫さん(90歳)、高木理沙さん 神戸大学農学部2回生(20歳)

 

 

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                  ▶今日は関口さんの田んぼの稲刈りを手伝った      
 

祖父母の代から都会生まれの都会育ち。そんな大学生たちが2時間をかけて毎週末、篠山に通っている。ただ農作業を手伝うために。彼らはこの日、米の収穫を手伝いに関口さん夫妻を訪ねた。
 「子どもは東京におるんやわ。この子らが来てくれてうちは大助かりや」――。 彼らは何を想うのか。
 1回生のとき、授業で何回か農作業の手伝いに来たんです。その時は今思うと遊びに近かった。でもね、通ってみると…、激しくしんどいんです。僕ら、若いじゃないですか? でも作業量はおじいさんと比べても良くて同じ、悪ければそれ以下。ゆっくりしているようでテキパキしてる。身体の使い方が違う。自分には出来ないことが多すぎるわ…と。 で、苦労して作ったお米だから、一緒に食べる味噌汁も普通じゃ失礼だろう、って。実は僕、自分の部屋のクローゼットで手づくり黒豆味噌を熟成させてます(笑)。やっぱりね、美味しい。暮らしの価値観が変わりましたよ、篠山に来始めてから。
 「私、コンバインよう運転せえへんさかい、いつもおじいさんが運転してるんやに。せやけど、この子はちいと教えただけで、上手に稲を刈ってくれて」――おばあちゃんがそう言って褒めていた女の子――うち、すごいインドア派なんです。それでも来ているのは「ゲームだけじゃない休日を過ごそうかな」って。空気のいいところで作業してると気分転換になりますよね。そして仕事のBGMがヒグラシとかウグイス(笑)。来る途中のJRの無人駅も、見ただけでなんかキュンってなる。なんとなく、声を掛け合わなくても作業の最後には連係プレーが出来上がっている。 彼らは揃って「人とのふれあいが貴重だし、魅力」と、笑った。

 

 

※ せえへんさかい … できないからkazoku02_cut01.jpgkazoku02_cut02.jpg
※ ちいと … 少し

 

 

 

 

 

                          

 

 

 

右:おばあちゃんに教えてもらって籾のついた米が入った米袋を運ぶ 

左:コンバインで刈れない田んぼの隅に育つ稲を手刈りする. 炎天下の中、作業は続く

 

                     年に一度のごちそうを、いろどって

 

               西尾千鶴子さん(48歳)、西尾和磨さん 鳳鳴酒造株式会社 専務(50歳)

                  岡沢喜一さん(74歳)、前田幸子さん(32歳)

 

 

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                   ▶新年を迎えたお店の前にて.杜氏特製の杉玉が軒先に下がる

 

一七九七年創業の酒蔵「鳳鳴酒造」。篠山では江戸時代から、秋から冬の農閑期に灘や伏見へ酒造りの出稼ぎへ行く職人たち――丹波杜氏と呼ばれる人々がいた。篠山ならではのお酒を造り続ける、鳳鳴酒造の西尾和磨さんに、お酒にまつわる「ごちそう」話を聞いた。

 この事務所も、店舗も、酒蔵も一帯が国の登録有形文化財です。あそこにある注連縄や杉玉も、いま杜氏をやってくれている人の手づくり。地元の人から材料をもらってね。昭和50年まではここでも酒造りをしてました。10月から3月くらいまで、当時はお正月も蔵人がいたんです。「会所部屋」というところで住んでもらっていたんだけど、正月前には一緒に餅つきをしたり。家族みたいなもんですよ。正月前になると必ずうちの新酒を買いに来られるお客さん、いますよ。それに目の前の春日神社で元日に奉納される元朝能「翁」には樽酒を寄贈しています。そしてお詣りする人たちにもお神酒をふるまって…、年に一度ですから特別なものですよね。
 自分にとっての「ごちそう」ですか?あえていえば酒粕汁かな。子どもの頃給食でも粕汁が出たんだけど、子どもながらに「薄いなぁ」って(笑)。ほら、酒って旨味そのものだから。「もっと粕を入れたら美味しくなるのにな」と生意気にも思ってましたよ。うちは「昔ながらの力強く『田舎くささ』を強調した酒づくり」が信条。篠山は山の芋や黒豆…味わいに『土臭さ』漂う特産物が多いですよね。うちのお酒は、そんな特産物やコク深いぼたん鍋と相性ぴったりのお酒です。
 

篠山の土から生まれた味に寄り添って、惹き立てる。地酒はいまも篠山の食に欠かせない、主役級のひとりだ。

 

 

鳳鳴酒造 ほろ酔い城下蔵

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篠山市呉服町46

079-552-6338
営:9:30〜17:00

休:火曜日(団体見学の際はご予約ください)
※鳳鳴酒造「ほろ酔い城下蔵」では、江戸時代

からのただずまい感じる酒造り現場や道具など

が展示されています。お酒の無料試飲や、酒蔵                 直売で地酒が購入でき、おみやげとしても人気

です。

                                            

写真左:国指定重要文化財の春日神社能舞台にて、元日の0時20分から奉納される元朝能「翁」は毎年多くの人でにぎわう。右:酒蔵に飾られていたしめ縄は、杜氏の手づくり

 

 



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