平安時代から1200年続くお茶処【丹波(篠山)茶】の魅力特集!
丹波篠山といえば、黒豆、山の芋、栗…だけでなく、【茶】も歴史ある丹波篠山の特産品です。
丹波(篠山)茶とは
丹波茶の歴史
815年(弘仁6年)に嵯峨天皇が丹波・近江・播磨に茶を植えさせたことが始まりとされており、丹波は文保寺本堂の石垣に植えたものが最初に植えられた場所と言われています。平安時代に朝廷に献上されてから現在に至る、約1200年の歴史を持ち、日本で最も古い茶産地の一つです。
江戸時代には、大阪(上方)で流通するお茶の半分が丹波茶と言われるほど、篠山藩の収入の多くを占めていました。現在も兵庫県のお茶の生産量の70%を占めています。
日本で最も気温の低いお茶の栽培地域で、寒さで葉の成長が抑制され香り高く、寒暖差によりじっくりと養分を蓄えながら成長します。
また、丹波地方は、「丹波霧」が朝だけでなく昼前まで発生するので、日光が程良く遮られお茶の渋みと甘味のバランスが良いのが特徴です。
7月の二番茶、9月の秋番茶の他、大寒には寒茶も製茶しているところもあります。
長い間「丹波茶」と呼ばれていましたが、最近では丹波エリアの中でもどこの産地なのかを明らかにするため、「丹波篠山茶」という言葉を使用するようになりました。
丹波茶の伝統を引き継ぐ企業
お茶ができるまで
煎茶の一般的な作り方
【摘む】摘んだ瞬間から発酵が始まり、熱を持ちます
→【蒸す】美しい緑色を保つように加熱します
→【冷却】風を送り、一気に冷まします
→【揉む&乾燥】葉を崩さず細胞壁だけを崩し、抽出しやすくします。
→【カタチを整える】葉を縦長に丸めて体積を小さくします
→【乾燥】長期保存できるように
緑茶はこの製法が基準で、あとは蒸し時間を変えたり、葉の大きさで商品を分けられます。煎茶製造は、抹茶の3倍以上の時間と手間がかかります。
茶畑が恐れる霜害
茶畑にとって、3月中旬~5月初旬に【霜】にあうことを恐れています。
茶の新芽が、【凍霜害】にあうと、収穫量に大打撃となります。
茶畑には、高い位置で扇風機のようなものが点在していますが、
それは、霜害防止のための【防霜ファン】なのだそうです。
煎茶道という文化
日本の代表的な伝統文化【茶道】には、「煎茶道」と「抹茶道」が存在します。
一般的に「茶道」というと、抹茶をシャカシャカしている「抹茶道」がイメージされますが、実は「煎茶(葉茶)」を使った「煎茶道」も茶道のひとつ。
京都(宇治)といえば「抹茶」のように、丹波篠山に来たら、ぜひ【煎茶】を楽しんでいただきたいです。煎茶道は、堅苦しくなく、より日常的に楽しんでいただけます。
丹波篠山に来たのに【和菓子】買わないで何を買う!?
京都に行っても、東京に行っても、高級和菓子屋さんでは、必ずと言っていいほど、「丹波篠山黒大豆」「丹波大納言小豆」「丹波栗」が使われています。
その生産地である、【丹波篠山】に来たら、やはり、和菓子を「買いましょう!」「食べましょう!」。むしろ、買わなきゃ、こんなチャンスもったいない!!!
和菓子の購入にオススメの5店舗!
丹波茶を使ったアレンジレシピ
2019年≪全国学校給食甲子園≫で優勝した、
丹波篠山市立西部学校給食センターから教えていただいた【緑茶アレンジレシピ】をご紹介👨🍳
・茶の葉の天ぷら(茶葉は茶畑にて予約購入)
・お茶のふりかけ
・おひたし
・揚げ物の衣に混ぜる(粉茶がお勧め!ハーブのよう♪)
・焼き魚のソースに!(粉パセリのようなイメージ)
茶の葉は、菓子作りはもちろん、クックパッドにも様々なレシピがアップされていますので
参考にされてみてくださいね◎
香りがよくて栄養価の高い緑茶のレシピ、ぜひ楽しんでみてください^^
丹波篠山に来たら【丹波茶】を味わってください
やはり、「地のものは、地のものと合わせるのが最高に美味しい!!」丹波篠山の材料を使った料理やお菓子にはぜひ、丹波茶を合わせてお召し上がりください🍵🌱新茶の季節である、夏ごろが一番楽しめる時期なので、ぜひ、丹波篠山へお越しの際は、【丹波茶】をお楽しみください🌱